マクロ記録はVBAで保存 Macユーザー向け Excel VBA 入門 [01] Excel2019 for Mac
[01] Excel の「マクロの記録」で保存される内容(実はVBAコード)を確認してみよう!
無料で標準添付の VBA を使わない手はありません! Mac版 Excel にも、 VBA ( Visual Basic for Application ) 環境は標準で含まれています。
本日 2021年6月17日から、「初めて VBA を触れる方」向けの連載記事(Excel2019版)を開始致します!
暫くは、筆者の 「 同 Excel2016版 連載記事(別ブログ)」の 焼き直し となることをご了承ください。
なお、 画像はすべて再取得し、VBAコードも記事公開開始時の 最新の Office365 に含まれる Excel for Mac にて再検証 することをお約束いたします。
[01] Excel の「マクロの記録」で保存される内容(実はVBAコード)を確認してみよう!
まず、Excel メニューバーの [ヘルプ] - [更新プログラムのチェック] にて、適用されていないアップデートがあれば行ってください。
無料で標準添付の VBA を使わない手はありません!
(01) Excel 起動後に VBA を表示できるよう、メニューの [Excel] - [環境設定] - [表示] あるいは [セキュリティ] で下の2画面のように変更し、開発者タブをリボンに表示。(「数式」も利用する可能性があるため)
また、悪意のあるマクロウイルス対策のため、マクロを有効にするかどうか 毎回「警告画面」が出るように変更。
(02) 次に、空白の「新規ブック」を作成後、(下記画面のように) VBAコードが保存できるよう Excelマクロ有効ブック (.xlsm) ファイル形式で 「名前を付けて保存」。 名前(ファイル名)はお好きにどうぞ。 OneDrive 内に保存すると他のMacからも開けて便利ですよ。
(03) ファイルを開く際に下記「警告画面」が表示されたら、 既知のマクロを含むExcelファイルの場合のみ「マクロを有効にする」 にて開いてください。
既知のExcelファイルでない場合 開かないか、デフォルトどおり「マクロを無効にする」にて開きましょう。
(04) 開発リボンの [マクロの記録] をクリックして表示される画面で「マクロの保存先」に「作業中のブック」を指定後、 [OK] ボタンをクリックすると「マクロの記録」が開始されます!
(05) 新たに 任意の複数セルを選択後 好きな色で「塗りつぶし」、[記録終了] ボタンをクリック(下記画面を参照)。
(06) もう1箇所 [マクロの記録] をクリックして 任意の複数セルを選択後 別の色で「塗りつぶし」、[記録終了] ボタンをクリック(下記画面を参照)。
(07) 左上の [Visual Basic] ボタンをクリックし、VBAコード編集用の VBE Visual Basic Editor (08)画面 を開きましょう。 ( [option] + [F11] キー押下でも VBE画面を表示 )
(08) [マクロの記録] は「モジュール」内に 内容が保存されるため、[プロジェクト]ウィンドウの 「モジュール」フォルダ左の「+」マークをクリック。(下記画面を参照)
(09) 表示された「Module1」の文字上をダブルクリック(下記画面を参照)すると、「マクロの記録」にて保存された内容が表示されます。
(10) 該当の Macro1 と Macro2 の内容が表示されます。(下記画面を参照) VBE画面の表示は [option] + [F11] キー押下 でも可能なため、覚えておくと便利です。
Range("B2:C10").Select あるいは Range("D2:E10").Select の箇所は、複数セルの選択 対応コードです。 下の方の Macro2 内も Range("B2:C10").Select に変更しましょう。 同一の複数セルを違う色で「塗りつぶし」すれば、コードの違いは1箇所の数字のみ! 黄色で「塗りつぶし」を行うと 65535 、赤色で「塗りつぶし」を行うと 255 のはずです。 この数値で「色指定」を行っていると推測できますね。
[command] + [Q] にてまず VBE を終了し、Excel のウィンドウ内を選択して [command] + [Q] にて Excel も終了させます。 「作業中のブック」を保存するか確認のダイアログ画面が表示された場合は 「保存」しましょう。 「自動保存」済みの場合、保存するかどうかの確認ダイアログ画面は表示されません。
お疲れ様でした! 続きは次回投稿となりますが、 [マクロの記録] で保存される内容は英語っぽい一種のプログラム(VBAコード) であることが 良くお解りになったと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 また、お越しくださいませ。
// アタル